さて、日本の低成長期に加え、新型コロナウイルス感染症によって時代が大きく揺れる事態となり、地域の経済活動も儘ならず厳しい経営を強いられ、ご苦労された事業所が多かったと推察いたします。留萌商工会議所といたしましては、その打開策として、留萌市の支援をいただき、「プレミアム商品券事業」や「るもい元気スタンプラリー」、「全市連合年末年始大売り出し」などを実施し、消費意欲の活性化と事業者支援に全力で傾注し、経済消費の増大を果たすことができました。 関係団体や市民の皆様には、各種経済活動の盛り上げの取り組みに賛同し、ご協力いただきましたこと、重ねて感謝申し上げます。 昨今の世界情勢や感染症問題、さまざまな災害などの報道を受け、今年は世界規模の大きな時代の変革期が訪れていると感じています。 |
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留萌商工会議所 会頭 大石 昌明 |
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これまでの歴史の中で培われてきた経験と反省を活かし、新たな産業構造の検討と実施を行うことが急務であり、これからの50年先の世代へ産業の創造と新しい街の形をより想像し、希望を感じさせる経済施策を打ち出していくことが何よりも大切な事だと痛感しております。 この地域にはここに住む人がまだ気づいていないたくさんの資源があります。人の思いも資源、山や海、川、そしてまだまだポテンシャルを発揮することができていない重要港湾である留萌港も資源であり、その点在する資源を面でとらえ、効果的な経済界の発展に繋げていきたと考えております。国が施策として行うカーボンニュートラル、「ゼロカーボン北海道」計画は留萌市にとって地政学的にも適しており、地域資源を生かす絶好の好機と捉え、洋上風力やブルーカーボンなどの再生エネルギーの可能性を商工会議所としても重点的に検討するセクションを作り、国や道、留萌市に積極的に要望提案を行うこと、また、事業者支援としては、事業承継問題や販路拡大など小規模事業者が直面する経営課題に対し伴走型で全力で支援することを柱として商工会議所活動を行うことをお約束いたします。 終わりに、厳しい経営環境の中、雇用維持とビジネス変革に挑戦されている全ての事業者の皆様にあらためて敬意を表し、本年も皆様の事業の発展とご健康を祈念申し上げると共に留萌商工会議所に対して、特段のご支援とご協力を切にお願い申し上げ、会頭としての年頭のご挨拶と致します。 |
商工会議所法 (昭和 28年法律 143号) に基づいて設立される法人組織の非営利団体。市または一定地域を区域とし,区域内の一定資格の商工業者を会員として,その区域の商工業の総合的な改善発達をはかり,あわせて社会福祉の増進に資することを目的としています。
留萌商工会議所は昭和22年1月に設立されました。
商工会議所の特徴